カプコンの大ヒットゲーム『モンスターハンター』が映画で実写化され、アメリカなどでは12月25日から、日本では2021年3月26日に公開されます。
中国では差別的表現があったことから、公開1日で上映中止になり、制作会社が謝罪と全世界の作品からそのセリフを削除することになりました。
日本ではまだ公開されていませんが、海外での評価が悪いとの噂を耳にしたので詳しく調べてみました。
映画モンハンの人種差別的表現とは
問題となっているのは、映画序盤に走行中の車のなかでの会話で、中国系アメリカ人ラッパーで俳優のJin Au-Yeungが、相棒の白人男性に「俺の膝を見て」と話しかけ、「いったいどんな膝をしてんだ?」と聞かれ「チャイニーズ」とダジャレを言うシーンです。
「What kind of knees are these? Chi-knees.(これはどんな膝(ニーズ)?チャイニーズだ)」が人種差別表現だとして、中国で大炎上しています。
このジョークのフレーズは、アメリカの古い童謡
「Chinese(チャイニーズ), Japanese(ジャパニーズ), dirty knees(ダーティニーズ) - look at these?(中国人、日本人、汚い膝、これを見て)」
という人種差別的な言葉遊びから来たと連想され、中国で非難が殺到しました。
俳優のJin Au-Yeung本人が問題のシーンの説明と謝罪をしています。
Jinさんが言うには、そのシーンは中国出身の兵士とオーストラリア出身の兵士が冗談を言い合い、中国出身の兵士が(Jinさん)「俺の膝を見ろ。」「どんな膝だ?」「 中国人だ!」と言う内容で、単なるダジャレであり、彼は中国人として誇らしげに宣言することで、中国人の観客に「中国人の兵士が登場してる!」と思ってもらうはずだったようです。
中国をアピールするために、膝(ニーズ)と中国人を意味するチャイニーズの音節をかけたジョークを言ったわけですが、映画を見た中国人にはアメリカの古い童謡「Chinese, Japanese, dirty knees - look at these?」と同様の差別と捉えられてしまいました。
制作会社、アンダーソン監督は謝罪し、全世界(公開中の国および今後公開予定の国)で問題のシーンをカットすることを表明しました。
個人的には被害妄想が大きい(コンプレックスに思ってるからこそ気になる)のかなと言う印象を受けましたが、中国の歴史やアメリカとの関係は私には分かりませんのでこの辺でとどめておきます。
モンハンがひどいと評価される理由・口コミ
モンスターハンターはカプコンのゲームで略して「モンハン」と親しまれています。
ゲームの中では自分がハンターとして、時には仲間と協力して巨大なモンスターと戦って食料にしたり、乗り物にしたり、敵と戦わせたりします。
夜な夜な夫がモンハンをしていて、ザクッザクッと肉を切る音ばかり耳に残っています(笑)
映画「モンスターハンター」は海外で先行上映されており、異世界転生とモンスターハンターの世界観を楽しみながら巨大なモンスターを刈る壮大なアクション映画です。
ストーリーが面白くない
あらすじは、軍人であるアルテミス中尉(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と他の兵士たちが、砂漠で砂嵐に巻き込まれ、モンスターが生息する異世界へ飛ばされるところから始まります。
自分たちの世界の兵器が全く通用しない巨大なモンスター。
彼女たちの前に、巨大な弓を携えた謎の男(ハンター)がモンスターを討伐します。
自分たちの世界に戻るため兵士たちはハンターと共に、モンスターと戦うお話です。
予告を見る感じでは面白そうですが、実際に見た人(英語表記含む)からは悪い評価の方が多い印象です。
SNSに上がっている評価はわざわざ書きこむ一部の人の意見なので、もちろん良い意見もあるので鵜呑みにはせず自分の目で見て判断することをおすすめします。
フィジーにて鑑賞。
ゲームの世界に軍人が迷い込む話。
リアルモンハン!アクション満載!モンスターのクオリティは高くて最高だけど、それ以外の点は物足りないかも。モンスターの種類は少なめ。
どうやらモンスターが少なくストーリーに変化球がないのが物足りないようですね。
因みにずっと狩猟笛担いでいました。もっとかりかりぴー使い増えろ
<良かったとこ>
・モンスターのクオリティ
・ハンター目線でモンスターの恐ろしさ(スケール感)がよく分かる
・ハンターの武器とか装備の見た目は良かった
・現代武器vsモンスターは意外とマッチしてた
<悪かったとこ>
・ストーリー空っぽ
・モンハン武器vsモンスターのシーンが少なすぎる。後、登場する武器の種類も少ない。
・なんやこのラスト!?
・出てくるモンスターの種類が少ない
バイオハザードシリーズ後半に微かに残っていたストーリー性を全て無くして、アクションに全振りした作品。正直自分的にはあまり面白いとは思えませんでした...
隣の人が予告で流れてた鬼滅の刃無限列車編の方が面白かったって言ってて大爆笑した(アメリカだと2021年公開)
設定が微妙、実写化に無理がある
ゲームではモンハンの世界の住人であるハンターが凶暴なモンスターを狩りますが、映画では私たちの世界から兵士がモンハンの世界に飛ばされ、最終的に私たちの世界にモンスターが乗り込んでくると言う設定です。
またゲームでは倒したモンスターから皮、肉、骨などの素材を取り、素材から武器や防具を作って戦いますが、映画では初っ端からライフルやマシンガン(武器の名前に詳しくなくてすみません)でぶっ放しています。
モンハンファンからはもうすでに世界観の設定が違う!!との声が上がっています。
期待の声も
海外で一足早く見た方からは辛口レビューが多いですが、もちろん期待の声もたくさんありますよ!!
もちろん「モンハン」オリジナルは大切にする気持ちもわかるけど、「映画」「一つの作品」として見れば面白いんじゃないかな?と思っています。
価値観も感性も人それぞれなので、他人の意見に左右されず、自分の目で見て楽しみたいですね。
ゲームをしたことない方は、ちょっと遊んでおくと「ハンター」についても分かって映画をより楽しめますよ。
まとめ
映画モンスターハンターの人種差別的表現や悪い口コミについてまとめました。
日本では2021年3月26日(金)公開予定です。
差別については発信側と受取側のニュアンスの違いかなと感じました。
悪い口コミについてはオリジナルの「モンスターハンター」を大切にすることから来るズレで、作品としては楽しめそうなので、色々な口コミは参考にしつつ自分で実際に見て判断したいと思います。
【モンハンでハリウッドデビューした山崎紘菜さんの記事はこちら】
【モンハンの日本語吹き替え版の声優陣がすごい記事はこちら】