「なんだかうちの子、からだの使い方がぎこちないな…」
「バランス感覚が周りの子に比べて悪い気がする。
もしかして運動神経が極端に悪いのかな?」
そんな風に心配になったことはありませんか?
実は、我が家の小学生の息子も、まさにそんなタイプでした。
普段の様子を見ていると、とにかく姿勢が保てないのです。
ご飯を食べているときも、気づけば机にペタッと張り付くように突っ伏していたり、椅子の上でぐにゃぐにゃと体が斜めになって、最終的には床にずり落ちそうになっていたり。
授業参観に行っても、一人だけ椅子の上でもぞもぞ、姿勢をキープするのがとても疲れるようで、すぐに肘をついてしまいます。
「もっとシャキッとしなさい!」「だらだらしないの!」と何度も注意してしまいましたが、本人はわざとふざけているわけではなさそうなのです。
一生懸命座ろうとして一時的に背筋を伸ばしても、数分後にはまたぐにゃりと崩れてしまう。
運動会の徒走やダンスを見ても、どこか手足の動きがバラバラで、走る姿もどこかぎこちない。
スキップをさせれば、手と足が一緒に動いてしまって、なんだかぎこちないロボットのような動きになってしまうのです。
「この子の体の使い方は、何か原因があるのかな?単に運動神経が悪いというだけではなく、何か根本的な部分で苦労しているのかもしれない。」そう思って調べ、試行錯誤していく中で分かったのが、「体幹の弱さ」と、それに伴う「自分の体への感覚の感じ方の違い」でした。
同じように、「うちの子、姿勢が崩れやすい」「運動が苦手で体がぐにゃぐにゃしている」と悩むママに向けて、我が家が実践して効果があった、おうちで楽しくゲーム感覚でできる体幹トレーニングや、体づくりのヒントをご紹介します。
目次
なぜ姿勢が崩れる?体がぐにゃぐにゃしてしまう理由
なぜ、注意しても姿勢を保つのが難しいのでしょうか。ただ「だらしないから」「やる気がないから」ではありません。
そこには、子供自身の体の育ち方や、感覚の特徴が深く関係しています。代表的な理由は以下の3つです。
- 1. 筋肉の張る力が弱い
私たちは、無意識のうちに全身の筋肉に一定の力を入れて姿勢を保っています。
しかし、生まれつきこの「筋肉の張り(緊張)」が少し弱めのお子さんがいます。
常に体が柔らかく、骨や筋肉で体を支えるのに人一倍のエネルギーが必要になります。
そのため、普通に椅子に座っているだけでも、彼らにとっては「全力で運動した後のように疲れること」なのです。 - 2. 自分の体の位置が分かりにくい(ボディイメージの弱さ)
自分の手足が今どこにあって、どんな風に曲がっているかを頭の中で把握する感覚があります。
この感覚がのんびりしている子は、「今、自分の体がどんな姿勢になっているか」を頭で正確にキャッチしにくいのです。
そのため、体が大きく傾いていても本人はまっすぐ座っているつもりだったり、体をどう動かせばいいのか分からなかったりします。 - 3. バランスをとるセンサーの働きがのんびり体が揺れたときに、倒れないようにバランスをとる頭の中のセンサーがうまく働いていないと、不安定な場所でグラグラしやすくなります。
わざと体を揺らすことで、そのセンサーに刺激を送って自分の位置を確認しようとすることもあります。
これが「授業中にもぞもぞ動いてしまう」原因の一つです。
このように、子供が「ぐにゃぐにゃ」しているのには、だらしなさとは違う「体のもどかしさ」があるからなのです。
おうちで毎日できる!簡単「体幹トレーニング」遊び5選
「体幹を鍛える」というと、きつい筋トレを想像するかもしれませんが、子供にとって退屈な運動は長続きしません。
大切なのは、遊びの中で自然に体幹が刺激されること。
我が家で実際に効果を感じた、ゲーム感覚のトレーニングをご紹介します。
- ふとんの上で「いもむしゴロゴロ」
布団やベッドの上で、手足をピンと伸ばして「いもむし」になりきり、横にゴロゴロと転がります。
まっすぐ綺麗に転がるためには、お腹や背中の筋肉(体幹)をしっかり使う必要があります。
リビングにヨガマットを敷いて、どちらが早く端まで行けるか親子で競争するのも盛り上がります! - バランスを保て!「片足立ちフラミンゴ」
「どっちが長くフラミンゴになれるか勝負!」と声をかけ、片足立ちをします。
ぐらぐら揺れることで、足の裏の感覚や、お腹まわりのインナーマッスルが刺激されます。
慣れてきたら「手をパタパタ羽ばたかせて」「目を閉じて3秒キープ!」など、ゲーム感覚でレベルアップしていくと大喜びで挑戦してくれます。 - お腹と腕の力を育てる「手押し車」
子供が両手を床につき、大人が子供の両足首を持って支えます。
その状態で、子供は手を使って前に進みます。
これは、肩甲骨まわりや腕、そしてお腹の筋肉をしっかり使うため、上半身の体幹を鍛えるのに非常に効果的です。
まずは布団の上など、柔らかい場所で1メートル進むことから始めてみましょう。 - どっしり構える「動物のポーズ真似っこ」
四つん這いになって歩く「クマ歩き」や、お尻を浮かせて後ろ向きに進む「クモ歩き」などは、体幹を鍛える最高の全身運動です。
また、「犬のポーズ(お尻を高く上げて三角形を作る)」をキープするだけでも、背中や太ももの裏が伸びて姿勢が整いやすくなります。
ママが「次はこの動物!」とカードを見せて、子供がそのポーズを真似するゲームにすると楽しく取り組めます。 - おうちでピョンピョン「ミニトランポリン」
我が家で一番買ってよかったアイテムが、家庭用のミニトランポリンです。
ただ上でジャンプするだけで、空中での姿勢維持、着地時のバランスなど、全身の体幹がこれ以上ないほど鍛えられます。
テレビを見ながらでもできるので、ズボラな我が子も毎日ゲーム感覚で楽しそうに跳んでいます。
日常生活の中で無理なく「姿勢」をサポートする工夫
特別なトレーニングの時間を取れなくても、普段の生活環境を少し工夫するだけで、子供が「座りやすい」「過ごしやすい」状態を作ることができます。
- 椅子の高さを調整し、足の裏をしっかり床につける
足がぶらぶら浮いている状態は、大人でも姿勢が不安定になります。
子供の足の裏がしっかりと床、または椅子の足置きにペタッとつくように高さを調整してください。
足が着くだけで、体幹が安定し、余計な力が抜けて集中力もアップします。 - バランスディスクを活用する
椅子の上に、少し空気が入った「バランスディスク」や円座クッションを置くのも効果的です。
微細な揺れに対して、体が無意識にバランスをとろうとするため、座っているだけで体幹が刺激されます。
また、「じっと座っているのが苦手」な子が、もぞもぞ動くことで脳に刺激を送り、かえって気持ちが落ち着く効果もあります。 - 「姿勢をよくしなさい」ではなく、具体的に伝える
「ちゃんと座って!」と言われても、自分の姿勢が分かっていない子にとっては、何をどう直せばいいのかわかりません。
「背中をお壁にペタッとつけてみよう」「お尻を椅子の奥までグッと押し込もう」など、子供が頭の中でイメージしやすい具体的な言葉で声をかけてあげることが大切です。
体の使い方が上手になると、心にもポジティブな変化が!
体幹を意識した遊びをおうちで始めて数ヶ月、息子の様子に少しずつ変化が現れました。
まず、ご飯のときに「ぐにゃっ」と崩れる頻度が明らかに減りました。
本人も「なんか、座るのが前より楽になった気がする!」と言っています。
さらに嬉しかったのは、運動に対する苦手意識が薄れたことです。
からだの使い方が分かり、自分の動きをコントロールできるようになってきたことで、公園の遊具に積極的に挑戦したり、お友達とのおいかけっこで転びにくくなったりしました。
「自分にもできた!」という自信は、子供の表情をキラキラと輝かせます。
子供の「姿勢の悪さ」や「運動の不器用さ」は、やる気がないわけでも、ママの育て方のせいでもありません。
ただ、体幹を育てるのに少しだけ工夫が必要な段階なだけです。
毎日「運動させなきゃ!」と気負う必要はありません。
布団の上でゴロゴロ転がったり、たくさん抱っこをしたりするだけでも、子供の体幹はしっかりと育っていきます。
ぜひ、今日からおうちで「楽しい遊び」として、お子さんと一緒に体を動かしてみてくださいね。
我が子の行動にイライラしてしまう時は、子どもの「もともとの特性タイプ」を知るだけで、毎日の対応がグッと楽になることがあります。
「なんでうちの子はこうなんだろう?」と悩むママへ、家族みんなのタイプがパッと分かって心が軽くなる診断マップをご用意しました。ぜひこちらから受け取ってみてくださいね。
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