グローバルなこのご時世、赤ちゃんや幼児を連れて海外に行くことも珍しくなくなってきました。
長時間の移動にビジネスクラスを利用する方も多いと思いますが、子どもがうるさくて迷惑だとの声もたくさんあります。
どんな行為が迷惑なのか?
どう工夫すれば良いのか?
実際にビジネスクラスを利用している方の生の声を知ることで、ビジネスクラスの利用を検討したり、工夫することができるでしょう。
今日は実際にビジネスクラスを利用した時、近くに小さいお子さんと一緒になった方々のリアルな声をお届けします。
目次
ビジネスクラスの子どもの叫び声でパニックに
◆飛行機に乗った時期
2021年8月(お盆の時期) ビジネスクラス
◆その時の状況
飛行機を使って友人と旅行をしているとき、2歳くらいの女の子とお母さんの2人が近くの席になりました。
少しでも機内が揺れたりすると「キャー!!」と悲鳴をあげるような感じだったので、普段は少しの揺れでは動じることがない私の気持ちも多少パニックになりました。
◆その時の悩みや解決方法
幼児なので判断力がないことを考えると仕方がないし、その子もいつもは乗らない飛行機の中にいることが落ち着かないのだろうなと思いました。
お母さんが周りに謝らず、幼児をあやすこともしないで眠っていたのは如何なものかと思いましたが、我慢しました。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
家族で思い出を作るというということを考えると、小さいときにしかできないことでもあるので、子連れのフライトもありだと思います。
多少うるさくなったりすることは仕方ないですが、親御さんは周りへの気配りの気持ちも忘れずにいてほしいです。
子供の奇声で寝不足になった出張帰りのビジネスクラス
◆飛行機に乗った時期
2022年2月ビジネスクラス
◆その時の状況
ベトナムからの出張帰りのフライトでした。
夜間のフライトで私の前の席に母親と思われる女性と2歳くらいの男の子がいましたが、男の子が興奮していたのか、奇声を何回もあげていました。
女性が何回もあやしていましたがなかなか静かになってくれませんでした。
◆その時の悩みや解決方法
正直、仕事で疲労がたまっていて、夜間フライトだったので眠くて仕方なかったです。
ただ、母親も非常に困った様子でしたし注意するのも悪いと思ったのでひたすら我慢していました。
そのうち子どもも疲れて寝てくれたので助かりました。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
国際化が進んだ中、子どもの海外移動も珍しくないので子連れのフライトは普通だと思います。
また子どもが叫んだりするのは仕方ない部分もあるのですが、他の乗客とのトラブルを避けるためにも、子どもは搭乗前は昼寝などさせず、眠気を残しておくのが良いと思いました。
折角のビジネスクラスだったのでできれば静かに過ごしたかったです。
エコノミークラスで子供に嫌がらせされた経験
◆飛行機に乗った時期
2014年秋頃 ビジネスクラス
◆その時の状況
わたしの場合、子連れで乗りました。
子供が8歳、5歳でした。
子供のアレルギーで急遽、ビジネスクラスに乗ることになりました。
急な変更だったので、わたしがご迷惑をおかけしないか、ハラハラしていた立場です。
ただ、実際に乗ったらたまたま近くに赤ちゃん連れの方がいました。
赤ちゃんは寝ていることが多かったですが、泣き始めると早めに離れたところに移動していたので、気にしている方はあまりいないように見えました。
◆その時の悩みや解決方法
わたしは同じく子連れだったので、気にして周りを見ていましたが、お母さんが赤ちゃんを気にしている様子が見えたので、周りの方も気に留めてイライラしているような人はいなかったです。
わたしも最初、ご迷惑をおかけしますと周りの方に声かけしましたが、実際は寝ている時間が多かったのでホッとしました。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
わたしの場合は、恵まれたと思いますが、実際に高いお金を払っていて、泣き声や声がうるさかったらイライラしてしまう気持ちもわかります。
移動中に休みたい人もたくさんいると思います。
一度エコノミーに乗っていたときは、子供は大人しくTVを見ていたにも関わらず、後ろのカップルに座席を蹴飛ばされたり、倒せないように足で押さえられていたことがありました。
親の気遣いも一番必要ですが、もし可能であれば、空きがあるときは離れた席などリクエストできると助かります。
わたしの場合は駐在で何度か子連れで長時間乗ったので、シールブックやお絵かき、DVD、お菓子などいろいろ用意したり、医者に処方されたアレルギーの薬を飲ませて眠くなるようにしたり、乗る直前までめいっぱい遊ばせる、搭乗時間を夜にするなど、気をつけました。
ビジネスクラス搭乗の両親の姿勢が大切
◆飛行機に乗った時期
2013年ビジネス
◆その時の状況
イギリスに出張したとき、通路を挟んだ斜め前の席に、1歳くらいの男の子が座っていました。
両親とともに乗っていたのですが、離陸時に、お子さんが気圧の変化で耳が痛くなり、大声で泣き叫んでいました。
◆その時の悩みや解決方法
気圧の変化で耳が痛くなるのは仕方ないので、様子を見ていました。
ご両親が対処方法を知らないようだったので、飴を舐めると少しやわらぐことを伝えました。
着陸時には、気持ちのせいもあるせいか、大声で泣き叫ぶことはありませんでした。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
子供だけ置いていくわけにはいかないので、周囲の協力が不可欠だと思います。
このご家族は、お父さんの海外赴任のためにイギリスに渡航していたそうです。
それぞれの状況があるので、周囲は受け入れる必要があると思いますが、
ご両親が泣き止むようにあやしていたり、工夫をしている姿が見えると、気持ちがやわらぎます。
飛行機の離着陸で赤ちゃんが大泣き
◆飛行機に乗った時期
2019年10月ビジネスクラス
◆その時の状況
家族旅行で夫・2歳の娘と3人で乗車しました。
近くの席に1歳未満と見られる乳児をるつれたご夫婦が乗っており、頻繁に泣いていたり、離陸や着陸の際には耳が痛いのか怖いのか大泣きしていました。
私自身子供がいるので大変そうだなと同情しましたが、周りの方が怒らないかヒヤヒヤしました。
◆その時の悩みや解決方法
私自身はそんなに気にならなかったですが、子供が赤ちゃんのことを気にして眠れなかったのでヘッドフォンで耳栓がわりにしました。
他の乗客は特に注意したり席を移動する人はいませんでした。
何より赤ちゃんのご両親が必死にあやしたり、泣くと席を立ってトイレの方へ移動したりしていたので、大変だなぁという目で見ていたと思います。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
子連れでのフライトは周りへの迷惑も考えると躊躇しますが、温かい目で見守るような雰囲気であってほしいと思います。
ただビジネスクラスやファーストクラスは、ゆったりとした時間を過ごすために追加料金を払っているので他の方の気分を害してしまう可能性があるならエコノミークラスを選択した方がいいと思います。
小さな子供とビジネスクラスに乗ると言う選択はしない
◆飛行機に乗った時期
2013年ビジネスクラス
◆その時の状況
法事で私1人で帰省する時に父にビジネスクラスを取ってもらい乗車しました。
その時に近くにいた家族連れに一切前後の女の子がいて、離陸直後からぐずり始めました。
両親は一生懸命あやしている感じでした。
周りにはビジネスマンも多く乗車していました。
◆その時の悩みや解決方法
私は子育て経験がありやはり子供が1歳の頃ハワイに行った時にくずらないように色々と対策をした経験もあったので、迷惑と言うよりも親の気持ちがわかり心の中で応援していました。
ですが小さな子供とビジネスクラスに乗ると言う選択は私ならしないなとは思いました。
周りに迷惑をかけてしまうことが気になるからです。
◆子連れでのフライトについての意見や解決方法
フライトの時間帯や航空経路にもよるかと思います。
家族旅行の多い時期や時間帯ならある程度お互い様になるかと思いますが、平日やビジネス、ファーストクラスだと仕事で利用する方も多いので、貴重な睡眠時間に当てたい方にはやはり迷惑かと思います。
お子さんが飛行機に乗り慣れていない場合は避けるのも1つかと思います。
どうしても乗らなければいけない時は搭乗前にキッズスペースでしっかり遊ばせるなど疲れさせて離陸後は眠れる状態にすると良いかと思います。
幼児連れでビジネスクラス利用は控えて欲しい
ビジネスクラスを利用しているみなさんは、子供連れで飛行機に乗ることもあるし、泣いてしまう事は仕方ないと思っています。
しかし正直なところ、せっかく高いお金を払って乗ったビジネスクラスだからゆっくりしたいと思っているのが事実です。
両親が一生懸命あやしている場合には、仕方ない、我慢しよう、そう思っていますが、極力控えてくれたらなぁと感じる点は理解できます。
両親が子供の面倒を見ずに寝ているのは論外で、そんな人はクレームの元になるでしょう。
周りに迷惑をかけるかも知れないとビクビクしながら乗るのもしんどいので、私も子供が小さいうちはエコノミークラスを利用し、ビジネスクラスは聞き分けが良くなってからの楽しみにしています。
もちろんエコノミークラスでも親の気づかいは必要ですが、ビジネスクラスを利用している方はエコノミーにはない付加価値を求めて金額を支払っているので、それを台無しにしては申し訳ないと思ってしまいます。
子供がフライト慣れしていたり、大人しいタイプで周りに迷惑をかけない自信があるならビジネスクラスでゆったりとフライトを楽しむことも出来るでしょう。
子供が飛行機内で大人しく過ごす5つのポイント!
ビジネスクラスを利用するにしろ、エコノミークラスを利用するにしろ、子どもが長時間フライトするのは一緒ですね。
子供に大人しく飛行機の中で過ごしてもらうためには5つのポイントがあります。
飛行機を好きにさせておく
あまりに小さい赤ちゃんには有効ではないですが、子どもには事前に飛行機の動画や絵本を見せて、あらかじめ情報を入れておきます。
事前情報って意外と重要で、突然初めての場所に行くよりも、一度インプットされた情報があるだけで、脳への負担が軽減されストレスが減るのです。
今度こんな飛行機に乗るんだよ。
たくさん人が乗るから静かに過ごそうね。
飛行機の中ではご飯を食べたりテレビを見たり、寝んねするんだよ!!
と機内での過ごし方を話しておきます。
飛行機に乗る前に体力を消耗させる
幼児は体力がありあまっていると、発散させるために身体を動かしたくなってしまい、狭い機内ではストレスが溜まってしまいます。
飛行機に乗る前のお昼寝は短めにしておいて、キッズスペースなどでたくさん身体を動かしておきましょう。
お菓子を用意する
小さい子供を連れた親ならお菓子を常備しているかも知れませんが、飛行機は離着陸の時に気圧の変化で耳が痛くなることがあります。
離着陸時に口に何かを含んでいるとかなり軽減されるので、私はグミやラムネなどを離着陸用に準備していました。
ゼリー状の飲み物も便利です。
機内グッズを用意する
お子さんが好きなそうな本やシールブック、音のならないおもちゃを内緒で用意しておくと食いつきが違います。
また、ipadなどに動画をダウンロードしておけば、機内放送で好きな番組がなくてもある程度の時間は静かに過ごしてくれます。
子供用のイヤホンは耳から外れやすく、耳に入れるのが苦手な子も多いのでヘッドホンタイプがおすすめです。
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Bluetoothで接続できる無線タイプは任天堂スイッチにも対応しています↓
子どもの相手をする
ゆっくり休みたい気持ちは分かりますが、子どもが寝るまではご両親がしっかり相手をしてあげましょう。
飛行機に乗る → 離陸時にお菓子を食べる → 食事までおもちゃで遊ぶ
→ 食事を楽しむ → 寝る
この流れで順調にいけば子供と一緒にご両親もお休みになれますね。
また子供をちゃんと見ている姿勢があれば、周りの方も理解してくれますので、お互いに気持ちよく過ごすことができます。
おすすめ飛行機グッズ
飛行機に持ち込むおもちゃは、周りの人への迷惑を考慮して「音がならないもの」、また落としたりなくしたりしないことを考慮して「細々していないもの」を用意することをオススメします。
不動の一番人気はシールブックです。
子供用タブレットの人気も急上昇しています。
普段あまり動画を見せたくなくても、親がゆっくり休めるなら・・・ありかも。
イヤホンを2股にできれば兄弟で一つのタブレットを視聴できます。
仕掛け絵本や絵本が好きな子には持ち運びやすい小さめがおすすめ。
工夫すれば楽しい旅が更に楽しくなること間違いなし。
素敵な思い出を作ってくださいね。